えーいーでぃー!!

誰かがこう叫んだら、人が倒れた証拠です。

爆発的な勢いで普及したAED、何だかんだで使い方は分かっててもどんなものか分からないですよね。

ま、私の場合知らないでは済まされないわけで・・w。AEDも将来的に仕事でカバーしなければならないものですからね。

まずAEDを使うときはどんな時か。

人が倒れた時!∑(゜∀゜)

間違いじゃないですなw

厳密にいうと、心停止と呼ばれる状態のうち致死的な不整脈である心室細動や心室頻拍などがAEDで治療できる病気です。ただ、この病気で倒れたのかどうか、電気ショックが必要なのかどうかは自動で判定してくれます。

この心室細動というのは、いつ、だれがなっても不思議じゃないほどありふれたことで発症する割に、あっという間に死亡する厄介なものです。

普通、心臓は電気によって動きます。というか、筋肉すべてがそうです。筋肉は神経からの電気信号を受け取ることで動きますからね。
ただ、心臓だけは別格で、まるで電線が張ってあるかのように次々と細胞から細胞へ電気が伝わっていく特異的な性質があります。なので、一度どこかを刺激すると、その刺激が隣へどんどん伝わっていきます。

まず規則正しく電気を発する指揮者「洞房結節」が、一定のリズムで電気信号を発します。

すると、電気が心筋細胞から心筋細胞へと次々に流れながら心臓の上の部屋(心房)から、下の部屋(心室)へとつながる電線に流れ、一度房室結節に集まるとここから再び心臓全体に広がるように電気が流れます。

専門的な用語だと、洞房結節から発せられた電気がまず心房を収縮させ、房室結節に集まると再び心室を収縮させながら下へと流れ、ヒス束、プルキンエ繊維と伝わると書きます。左脚、右脚はこの際省略。

この電気信号が心筋の細胞を興奮させ、筋肉を収縮させるので、上から下へと流れる電気が次々と心筋を収縮させることになります。すると、心臓が規則正しく収縮するわけです。

簡単に言えば、洞房結節から定期的に生まれる騒音が、次々と心筋を叩き起こしながら下へ下へと伝わることでなめらかに、かつ連続的に心臓が動くわけですね。

( ゚д゚)ビンゴー

しかし、たまにこの電気刺激がうまく伝わらなかったり、伝わってもイレギュラーな場所で電気刺激が発生してしまうと、心臓は上に書いた性質のせいで、刺激が止まらなくなります。たとえ異常な刺激でも、心筋を伝わってしまえば心臓の筋肉は収縮しますから。

これが心室細動と呼ばれる病気の正体です。

あちこちで刺激が連鎖的に伝わり、その刺激のせいでまた別の心筋細胞が刺激されて・・という悪循環を繰り返します。殆ど無限ループ状態で、一度こうなってしまうと自力での回復は望めません。

で、この心室細動、些細なことで簡単に起きます。

心臓の刺激の伝達に異常があると、収縮が終わった後の心筋で再び電気刺激が発生します。すると、心筋細胞の興奮の終る時間にばらつきが出てきて、結果として興奮が冷めやらぬ輩が他の心筋を呼び覚ましてしまって無秩序な収縮に発展してしまうのです。

専門用語では、このような状態を心電図の波形の名前から「R on T」なんて呼んだりします。心臓には収縮した後絶対に興奮が起きない時間と、刺激が起きたらまずい時間が存在していて、このR on Tはまずいタイミングでの刺激が起きている不整脈です。

心筋はお隣さんへ簡単に興奮を伝えてしまうので、全員が一斉に興奮して、全員が一斉に静かになることを繰り返さなければ、どこかにタイミングを外した奴がいると大暴れします。

よく小さい子供が泣いている子供に釣られるように泣きますよね?まさにあんな感じです。

この異常な電気刺激ですが、心臓そのものの異常であることもあれば、外部要因が原因のこともあります。

聞いたことありませんか?野球をしていた子供が、ボールが胸に当たったとたんに倒れて亡くなる事件。あの原因はこの心室細動です。

実は、心臓の電気刺激は何も電気がなくとも起きます。たとえば、胸をぶっ叩く。(o ̄∇ ̄)=◯)`ν゜)・;'

心臓はデリケートで、叩いた刺激が伝わるとそれが心筋の興奮に発展してしまう事があるのです。特に、さっき言ったような刺激が出てはいけないタイミングで胸に衝撃が加われば、あっという間に心室細動が起きます。

こんな時こそAED!

じゃあ心室細動が起きた心臓をAEDはどうやって治すのか?

心室細動の起きた心臓は、連続的な電気刺激によって細かく収縮している状態です。一般には痙攣なんて言ったりもしますが、厳密には別物です。確かにピクピクと動いて痙攣っぽく見えますが、実際は細かく心筋が収縮しているだけです。

バラバラに動き回る心筋を戻すには、刺激が始まるスタートラインを設定し直せばよいのです。

そこで、強烈なショックを与えて心筋の細胞すべてを一度興奮させ、興奮が洞房結節から始まる正常なリズムに戻ることを期待するわけです。一度全部興奮させると、一斉に心筋が活動を停止して刺激待ちの状態に入ります。そこに正常なリズムの電気信号が伝われば、元に戻るわけですな。

例えるなら、やかましく騒ぐ小学校の教室みたいなものです。

好き勝手に騒ぐ小学生(心筋)に向かって、先生(除細動器)が「やかましーわボケ!!( ゚Д゚)ゴルァ!!」と一喝する(電気ショック)と静かになりますよね?あんな感じで、一度全員を静かにさせて秩序を取り戻すわけです。

この強烈なショックは、ご存じのとおり電気です。それも破壊的な威力の。

AEDや除細動器(ドラマなんかで医者が持ってるコードが付いたアイロンみたいなやつ)は、1発の電気ショックで5000ボルト近い電圧を一気に心臓に流します。それでも直らない場合、更に出力を上げてぶち込みますw

静電気だって軽く100ボルトなんて超えてますから、5000ボルトくらいどうってことない。

この電気を使った一撃を、電気的除細動なんて言ったりします。

ここ数年でAEDが導入されるまで、この電気ショックは医師の特権とも呼べるものでした。あのアイロンみたいな除細動器は病院にしかないうえに、医師や医療従事者でなければ使えませんでした。

しかし、心室細動は発生して3分で障害が出始めます(心停止なので)。救急車が5分で到着したとしてもまず間に合いません。しかも電気的除細動以外は事実上方法がないので、結局病院に着くまで待つしかなくなります。

この結果学校や路上など、あちこちで起きる突然死を防げないということでAEDの導入が決まったのです。

AEDは分かりやすい説明と、全自動の心電図の解析によって誰でも使うことができるように工夫されています。

まずAEDのふたを開くと、音声のガイドとともに使い方の書かれた本体と電極パッドが出てきます。

電極パッドには、それぞれどこに貼ればよいかが書かれているのでそのイラスト通りに貼り、あとはAEDの指示通りに心電図の解析の間患者から離れ、ショックが必要と言われたらボタンを押して再び離れる、これがおおよその流れになります。

心電図の解析は、心電図が心臓の電気的な活動を見るという特性上、誰かが触って異常な電気が流れていると正しく結果が出ません。また、電気ショックの時には数千ボルトの電圧が流れるので、触っているとバチッと来ます。

よく誤解されるのは、この心電図の解析の時に「ショックは必要ありません」と言われたら何もしなくていいということ。

絶対だめですよ?

ショックが必要ないというのは、単に電気ショックじゃ治せない状態であることもあります。AEDは賢いので、自分が治せる状態と、そうでない状態を明確に区別します。

ショックが必要なくても、心臓が止まっているということがあるので心肺蘇生措置は必ず続行すること。

ただし、脈が戻ったり意識が戻ったりしたときは心肺蘇生措置は必要ありません。

あと、たまにいるんですが「そのまま放っておけば直るんじゃね?」という人。

これは絶対に治りません。一度始まってしまったら除細動をしない限りまず、回復は望めません。心臓は、決められたリズムで一斉に心室が収縮することで血液を送り出すことができますが、心室細動では細かく震えてしまって血液が送れないので、事実上心停止状態です。放っておけば死にます。

ここで一つ資料をば。



これは心臓の手術中に起きた心室細動を、除細動器で治療した瞬間です。心電図を見て分かる通り、時には400発もの興奮を発する心臓に電極をあてがって、バコッと1発やると一時的に心臓の電気刺激が完全に止まります(心電図が平坦になる)。そして、元のリズムに戻るのです。

しかし、これを放っておいたらどうなるか?



だんだん心臓の動きが収まっていますよね?しかしこれは治ったのではなく心臓が死にかけているのです。

あれだけ激しく収縮すれば、当然心筋が疲れます。前に言った通り、心室細動は血液が送り出されていないので、当然心臓そのものにも血液は行きません。そんな状態で細動が続けばエネルギーが切れて、元のリズムの刺激にすら反応できなくなってしまいます。
そうなると心静止と呼ばれる最悪の状態に陥り、救命率は数十%単位で落ちていきます。心臓がだんだん大きくなっているのは、血液を送り出せないので心臓にどんどん血液がたまっているのです。

あまり知られていませんが、単に心停止と言っても色々あります。たとえば出血なんかで血圧が維持できないほど体液が失われると、心臓が止まってしまいます。

しかし、心室細動も血液を送り出せていないので心停止と呼びます。何も心臓が動いていない状態だけが心停止じゃありません。

そして、心静止は心臓の電気刺激が指揮者である洞房結節も含めて完全に止まってしまい、心電図が水平線のようになってしまうことを言います。あらゆる疾患による命の終わりの瞬間と言われていて、その名の通り心臓の活動が元から消滅してしまった状態です。アメリカでは、病院外でこの状態に陥った人の9割はそのまま死亡しているとも。

つまり、まだ心臓が動ける余力があるうちに復活させることが重要です。この動画では、動きが鈍くなるまでおよそ5分です。5分経つと、半分は助かりません。

だから1秒でも早くAEDをくっつけてショックを行うかどうかを判断し、心臓マッサージをすることが大切なのです。

あ、去年からは心臓マッサージオンリーでも良いことになったので、人工呼吸はしなくてもOKですよ。

ドラマなんかではよく、この除細動をバンバン連発したり、いきなりやったりすることもありますが、実際は電圧を上げるためにコンデンサに電気をためる必要があるので、そう連射はできません。

いきなりやるのもアウト。もし誰かが触っていたら感電します。

ましてや、どこぞのゲームのように除細動器で電気攻撃!なんてもっての外。生きた人間で心臓マッサージの練習をするくらいアホで危険なのでやめましょう。

ちなみに、生きた人間に心臓マッサージをすると、マッサージの刺激が心室細動を引き起こすことがあるので要注意。

----
一度くらいは救急救命処置の講習を受け、AEDの使い方を学んでおくといいでしょうな。私みたいに電車でぶっ倒れる人に出会うかもわかりませんよ?

最近免許取った人は、自動車学校で講習を受けているはずなので結構うまいかもしれませんw
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comment

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心臓震盪とも言うんでしたっけ? 
スポーツの最中では事故のような物だとか(-ω-) 

免許取るときに講習は受けたけど、いざというとき出来るかどうか…(;´Д`)
そもそも田舎にはあんまり普及してなかったり。 
セルフのガソリンスタンドにたまに置いてある程度かな? 

そしていきなりの動画のグロさにΣ( ̄□ ̄;)
あるゾンビ映画で病院でゾンビの頭にAED当てて目玉が破裂してましたが、あれはどうなんでしょ?先生(・∀・)ノ

なんにせよ、俺になんかあったらそのAPCだかRPGとかって奴をスミレさん自ら頼みます(*´Д`)b
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